この物語に出てくる人たち

この物語「森道林森次」は、
1964年から2030年までを舞台に、
あるひとりの女性が「声を拾いながら歩いていく」物語です。

ここでは、その旅の中で出会う人たちを紹介します。
静かに、淡く、しかし確かに、誰かの人生とつながっていきます。

■ 空道 静森(そらみち・しずもり)
19歳。雑誌編集部に就職したばかりの女性。
成績は優秀だったが、親の離婚を機に大学進学を断念。
“名前”にまつわる迷いを抱えながら、「声なき声」を拾う感受性を持つ。

■ 海道 夢森(かいどう・ゆめもり)
高校時代の担任。静森に編集という職業の可能性を最初に示した人物。
当時25歳。理屈より“感覚”で人を見る人。物語の第三章で再び現れる。

■ 山道 一森(さんどう・かずもり)
編集部の先輩。26歳。
“関係性を編む編集”を得意とし、コミュニティづくりに深い見識を持つ。
静森に「言葉の選び方」よりも「聞こえない声の存在」を教えてくれる。

※登場人物は随時追加されていきます。

この物語に出てくる人たち

第一章「はじまり」 第10話「文字のなかに、もう一度」

(1974年・静森27歳) 「久しぶりだね。……一年ぶりかな」 金曜の夜、神保町の古びた居酒屋。誘ったのは北道だった。 「静森さん、元気そうでよかった」 「ううん、全然。まだ仕事も決まってないし」 笑って言ったが、その笑顔に力はなかった。辞...